なぜ野外上映会?
映画の上映会にはドライブインシアター以外にもいろいろな形式があります。
ここでは野外上映会の紹介をしてみようと思います。
“ドライブインシアターをつくる会”なのに、なんで野外上映会?と疑問に思われるかもしれませんが、基本的に私たちはドライブインシアター以外の上映会も大好きです。その中でも野外上映会はドライブインシアターとは違った魅力がたくさん詰まっていると思っています。
突然ですが、下の画像をご覧ください。
実は最近、ついに憧れのバールーンスクリーンを手に入れることができました!
こちらのスクリーン、ドライブインシアターに使えるのはもちろんのこと、実は野外上映会にもぴったりの代物となっており、せっかくならこのスクリーンを使ってこれから野外上映もどんどんやっていきたいなと考えたというわけです!
野外上映会の魅力
上の画像は一例に過ぎませんが、野外上映会のイメージはこんな感じです。
野外上映会の大きな魅力は、なんといっても「開放感」だと思います。
映画を見ながら、風や匂い、湿度、暑さ寒さ、月明かり、いろいろなものを感じることができます。
キャンプ場や駅前広場、芝生公園、グラウンド、河川敷、屋上などなど、日本でもいろいろな場所で野外上映は行われており、その日・その場所ならでは雰囲気を楽しむことができる、まさに一期一会の体験です。
ドライブインシアターとは違い、自分の周りに観客がいるので「みんなで一緒に映画を見る」という一体感も感じられます。
野外上映会は映画を見る場所によって、その表情を変えます。
スクリーンの目の前?会場の隅のベンチ?飲食スペースのテーブル席?
スクリーンの近くは隣の人の顔がよく見えるかもしれませんし、会場の隅はスクリーンの代わりに綺麗な月が見えるかもしれません。
どこで見るかを考えるところから楽しめるのです。
映画館では映画を見るしかやる事がありませんが、野外上映は何をしていても構いません。
屋台のご飯を食べながら、ビールを飲みながら、恋人とイチャイチャしながら、友達とおしゃべりしながら、家族と遊びながら、、、
もちろん、大前提として映画を見に来ているので、映画も重要なのですが、
それでも大事にしたいのは「何を見るか」ではなく「どう見るか」だと思います。
映画が面白くなるか、つまらなくなるかは、その人の楽しみ方次第。
この辺はドライブインシアター と同じですね。
鑑賞人数
野外上映会はドライブインシアター に比べて、鑑賞人数の上限がかなり増えます。
今回、購入したバルーンスクリーンですが、川越と同じ500インチあります。
ドライブインシアター だと500インチで、大体50台くらいが鑑賞に適していて、100台は少し厳しくなるので、
鑑賞人数としては、
100(台数)× 4(乗車人数)=400人
が限界です。
その点、野外上映なら、500インチに対して、余裕で1000人くらい鑑賞できます。倍以上。
(画面だけでなく音の問題も考えないといけないのですが、それは後述します)
上映会をするとき、運営側としては、キャパシティは入場料など予算のやりくりに直結するので、とても大事です。
バルーンスクリーンのメリット
バルーンスクリーンのメリットは、やはりなんといってもその手軽さです。
500インチとなると流石に人力では難しいのですが、ユニック車があれば3人くらいで設営できてしまいます。
ユニック車は流石にレンタルするのですが、操作に必要な資格はすでに取得済みですので、ご安心ください。
今までは、足場を組んでからメッシュスクリーンを取り付けていましたが、その手間がなくなるのは本当に革命的です。
足場の費用も抑えられますし、何より高所作業の必要がないのが大きいです。
また、設営撤収も1時間程度で完了するので、上映会当日に全て終わらせることができます。
急な悪天候の際もすぐ撤収できるのは安心です。
バルーンはビニール製なので雨に濡れても大丈夫ですが、風が強すぎると飛ばされてしまう危険があるので、強風時は設営できません。この辺りの基準は、足場を組んだ時とほぼ同じくらいかなと思います。
やはり風が一番の弱点になります。
音の出し方
野外上映の際に、一番問題となるのは音です。
一般的な野外上映はスクリーンの横に大きなスピーカーを設置することが多いです。
ただ、野外で広い範囲に音を届けようと思うとどうしても出力を上げなければならず、近隣の家にまで届いてしまうこともあり、それが苦情に繋がるといった場合も少なくないようです。
20~30人の規模であれば微調整でなんとかなるかと思いますが、数百人規模になると場所選びからかなりハードルが上がります。また、必要な音響機材も大掛かりなものになるでしょう。
ドライブインシアターでは音声をラジオ電波で送信し、各自のカーステレオで聞いてもらうため、外に音が漏れることはほとんどありませんでした。また、機材もトランスミッタ のみというコスパの良さ。
・・・・・閃きました
ドライブインシアター の技術を野外上映に応用しよう!
簡単にいうと、大きなスピーカーから大きな音を出すのではなく、音声をラジオ電波で送信し、それを各々のラジオで聴いてもらうという方法です。
これにより、スピーカーに近すぎてうるさかったり、逆に遠くて聞こえなかったりする問題も解決できるのです。
まさにスーパーアイデア。
それに、ラジオを傍に置いて寝そべって映画を見るなんて、とってもオシャレじゃありませんか?
ただ、この方法は、かなり多くの数のラジオが必要になるという問題がありますが、そこは持参してもらうか、会場内でレンタル・販売などをするのがいいかもしれません。
ラジオを持参して映画を見に行く。これもまた、一興ではないでしょうか?
ただ、やはり大きなスピーカーの臨場感も捨てがたいので、コンセプト次第で決めるのがいいと思います。
野外上映会をしよう!
いかがでしたでしょうか?
コロナの収束も見えてきた2023年、野外でみんなとワイワイ映画を見ませんか?
映画以外にも、音楽ライブやゲーム大会など、バルーンスクリーンはアイデア次第でいろいろ活躍してくれそうです。
私たちはこれからドライブインシアター に限らず、様々な体験を提供していきたいと思っています。
バルーンスクリーンを持って全国どこでも飛んでいきます。
企画・設営・上映、全てお任せください。